聖イサアク大聖堂
巨大な聖イサアク大聖堂は、専用の広場を占めており、サンクトペテルブルク屈指の観光名所の一つです。聖イサク自身も修道士であり、ピョートル大帝と同じ誕生日(5月30日)でした。
この大聖堂は、この修道士に捧げられた市内で4番目の大聖堂です。聖イサアク大聖堂はかつてサンクトペテルブルクの主要教会であり、ロシア最大の教会でもありました。
この大聖堂は、モスクワに再建された救世主ハリストス教会よりも規模は小さいものの、はるかに感動的なファサードと内装を誇ります。
ファサードは彫刻と巨大な花崗岩の柱(一枚の赤い花崗岩から作られています)で装飾され、内装はモザイクのイコン、絵画、マラカイトとラピスラズリで作られた柱で目を奪われます。
主祭壇内部にある「復活したキリスト」の大きなステンドグラスは、実に魅力的です。
1万4千人の立席礼拝者を収容できるように設計されたこの教会は、1930年代初頭に閉鎖され、博物館として再オープンしました。現在では、
教会の礼拝は、重要な行事の時のみここで行われます。
聖イサアク大聖堂は、同じ場所に建てられた4番目の教会です。まず、ピョートル大帝の治世中、ネヴァ川のほとりに、ピョートル大帝の守護聖人である聖イサクを祀る小さな教会が建てられました。
その教会でピョートルは2度目の妻エカテリーナ1世と結婚しました。しかし、その脆弱な木造建築は洪水によって破壊されました。
後にそこに建てられた他の2つの教会も、それぞれ別の理由で破壊されました。19世紀初頭、アレクサンドル1世は新しい大聖堂の設計コンペを開催しました。
若いフランス人建築家、モンフェランがコンペを制しました。大聖堂の建設は1818年に始まり、40年をかけて行われました。聖イサアク大聖堂は他に類を見ない建築遺産であり、世界で4番目に大きなクーポラ構造を誇ります。
高さは101.5メートルです。
大聖堂は様々な種類の大理石で豪華に装飾されています。112本の花崗岩の柱が大聖堂の外側を飾っています。外国人観光客は、南側ファサードの右側のドアでチケットを購入できます(チケット売り場ではありません)。
ドームの下部にある「コロナード」展望台から約300段の階段を登り、サンクトペテルブルクの街を一望するのもおすすめです。