ニジニ・ノヴゴロドについて

15年前、ニジニ・ノヴゴロド（当時はゴーリキー市）への入り口は外国人立ち入りが厳しく禁止されていました。この美しく古都には、軍事製造工場や科学研究センターなど、地元商工会議所が必ず訪れるべき観光名所として通常は挙げていないような場所が数多く存在していました。

ニジニ・ノヴゴロドは13世紀初頭に築かれた古都です。第二次世界大戦の被害は受けず（工場は時折ファシスト軍の航空機による爆撃を受けた程度）、教会、修道院、商人の家屋の大部分は今も無傷のまま残っています。当初、街全体はクレムリンの城壁に囲まれていました。クレムリンは、巨大な丘の上に築かれた、難攻不落の赤レンガの要塞でした。今日でもクレムリンは同じ丘の上にあり、かつてないほど壮麗です。現在、ニジニ・ノヴゴロドには150万人以上の人々が暮らし、10以上の研究所や大学、有名な劇場、美術館、博物館、そしてロシア全土で知られるニジニ・ノヴゴロド見本市のような後継事業があります。その規模と重要性から、ニジニ・ノヴゴロドはしばしば「ロシア第三の首都」と呼ばれています。

ニジニ・ノヴゴロドには、ロシア最大の二大河川、ヴォルガ川とオカ川をはじめ、数多くの観光名所があります。（この二つの大河は街に合流し、一つとなって流れています。街は丘の上にあり、雄大な川を見下ろしています。）歴史的な中心街は小さいですが、何時間でも街を散策できます。ヴェルフネヴォルジュスカヤ河岸通りを散歩する愛し合うカップルの姿は尽きません。多くの愛の告白はまさにここで行われると言われています。壮大な川の美しさと木陰の並木道が、完璧な背景を作り出しているからです。

人気の「ビッグ・ポクロフスカヤ通り」を歩いていると、街で最も美しい女性たちに出会うでしょう。この歩行者専用道路は約2キロメートルの長さで、ニジニで最も人気のある場所とされています。高級店、カフェ、バー、そして一流レストラン（ほとんどはロシア料理ですが、メキシコ料理、中華料理、ジョージア料理もあります）が通りの両側に並んでいます。古い建物はすべて修復され、鮮やかな色に塗られており、街で最も明るい通りとなっています。毎晩、美術展やストリートパフォーマーを楽しむ人々、あるいは大切な人とのんびり散歩を楽しむ人々で賑わいます。「ビッグ・ポクロフスカ」で最も人気のあるアトラクションの一つは、毎日美しい独身女性たちが主催する無料の「ファッションショー」です。

つまり、ニジニ・ノヴゴロドを訪れる人は皆、特別な何かを発見するでしょう。穏やかな月明かりが川を漂う街、修道院、教会、細い古い通り、広々とした展望、居心地の良い小さなレストラン、モダンなナイトクラブなど、あらゆる好みに合う選択肢があります。実際、ユネスコはニジニ・ノヴゴロドを世界文化価値を代表するトップ100都市の一つに認定しています。

ニジニ・ノヴゴロドの名所

ヴォルガ川から見たニジニ・ノヴゴロド・クレムリン	ストレルカ。ヴォルガ川とオカ川の合流点。	ヴォルガ川のオトコス堤防。

ステートバンク	ジュニアクリエイティビティハウス	コメディシアター

大天使ミカエル大聖堂	銀行	演劇劇場