オデッサの情報
オデッサ(1995年の人口112万2000人)は、ウクライナのオデッサ州の州都であり、黒海のオデッサ湾に面した港町です。キエフとハリコフに次ぐウクライナ第3の都市であるオデッサは、重要な鉄道の結節点であり、高速道路の拠点であるだけでなく、主要な産業、文化、科学、リゾートの中心地でもあります。ウクライナの黒海沿岸の主要港であるオデッサ港では、穀物、砂糖、機械、石炭、石油製品、セメント、金属、黄麻、木材が主要な貿易品目となっています。オデッサは海軍基地でもあり、漁業と南極捕鯨船団の母港でもあります。市の産業には、造船、石油精製、機械製造、金属加工、食品加工、化学薬品、工作機械、衣料品、木材、黄麻、絹製品の製造などがあります。オデッサの比較的温暖な気候は、市内の多くの保養地への観光客を惹きつけています。
オデッサには、大学(1865年)、オペラ・バレエ劇場(1809年)、歴史博物館(1825年)、市立図書館(1830年)、天文台(1871年)、オペラハウス(1883~1887年)、絵画館(1898年)のほか、博物館や劇場があります。大学以外にも、医学部、海洋アカデミー、音楽院など、市内の高等教育機関が学生を惹きつけています。
オデッサの国際的な人口構成は、ウクライナ人、ロシア人、ユダヤ人、ギリシャ人が大部分を占めています。
オデッサは1794年、女帝エカチェリーナ2世によって設立されました。かつて古代ギリシャの植民地がこの都市の跡地を占領していたと考えられており、14世紀にはクリミア・タタール人が交易を行っていました。市は被害を受けた
第二次世界大戦中には大きな被害があり、ドイツとルーマニアの占領下では多くの住民が命を落としました。